国道17号線旧道 境橋(2011/11/20)①
- 2014/05/28
- 00:18

より大きな地図で 八島廃路マップ を表示落葉敷き詰める晩秋の廃道。九十九を越えて二居峠を登る現道の走行音をよそに、古よりの峠越えルートを外れて峡谷にラインを描いた旧道を往く。路面脇に並ぶ、傾き苔むした旧式の駒止。小さいながらも、ここがかつての幹線国道であった証人。やや強めに右へカーブした先。袂に近づいて初めて其処に橋がある事に気付く。沢筋に架かる橋に初雪積もる。放棄された幾年の間に倒木だけでなく、路...
中央本線 旧立場川橋梁(2014/5/6)②
- 2014/05/19
- 02:30

新緑奥に佇む瀬沢隧道。路盤左側には隧道内を流れる水を誘導し立場川に流し込む水路溝がある。坑口右側の斜面が小崩落。剥離したコンクリから煉瓦が覗かせる隧道内部。左カーブを描き富士見へ向かう。現線が信濃境~富士見を直線的に向かうのに対し、旧線は少しでも谷が狭く浅い部分を選ぶ必要があった為、やや迂回するようなルートとなった。それでも、長いスパンで谷を跨がねばならなかった為に全国的に珍しい特殊な橋を架ける必...
中央本線 旧立場川橋梁(2014/5/6)①
- 2014/05/14
- 03:39

より大きな地図で 八島廃路マップ を表示江戸時代以前は甲州と信州の国境だったとも言われる立場川。(現在の県境は釜無川)その谷間を跨ぐ赤茶けた上路トラス橋。堂々たる姿はまるで現役橋のようだ。近づいてみれば架線は取り外され、赤茶の色も錆によるもの。しかし、それらはこの橋の評価を何一つ落とすものではなく、むしろ歴史的遺産のとしての風格を増させている。この橋と同形式(ボルチモアトラス橋)の磐越西線『一ノ戸川橋梁...
桃花台新交通桃花台線(2011/9/11)②
- 2014/05/10
- 02:42

秋風吹き込む桃花台西駅。新興住宅地前にさび付くシャッターがガタつく音だけが鳴り響く。県道を跨ぎ、国道155号線方面へ曲がっていく。バイパス国道の中央で均等に立ち並ぶ橋脚は無用の橋桁を支え続ける。鉄板封鎖の上末駅。汚れで濁るガラス窓が廃駅舎という事を強く印象付けさせられる。駅跡傍には代替バスの停留所。コンビ二すらない寂しい場所。周辺に幾つか小規模工場や倉庫などが点在するが、大部分が荒涼とした空地。恐...
桃花台新交通桃花台線(2011/9/11)①
- 2014/05/02
- 01:29

より大きな地図で 八島廃路マップ を表示台地より飛び出したループの高架。何も事前に情報もなく偶々通りかかったので、物凄く不思議な光景に見えた。一体何の建造物かとても気になり、この後名古屋在住の友人宅に向かう予定があると言うのに思いっきり遠回りの寄り道をする事になる。『桃花台東駅』。これで桃花台新交通、通称「ピーチライナー」の廃線跡とわかる。虚空に浮かぶループ高架。ここから中央本線高蔵寺駅まで延長する...