国道127号線旧道 岩富隧道(2009/7/26)
- 2014/04/28
- 22:58
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木々に日が遮られ夜のような暗い山中。
その先に更に深い闇が此方へ来いと誘う。

交通の利便の為に掘られた隧道とは思えぬような穴。
吐き出された白色の砕石。
奥には更にうず高く積みあがっている。
とてもまともな状況ではないが、業深き好奇心が一歩前へと足を踏み出させる。

体重を載せると、いとも簡単に砕ける足元。
外側はいかにも硬そうな岩盤に見えて、内部は脆く崩れやすい地質だったようだ。

地球のはらわたを覗く。

崩落を上りきると奥に外界の光が。
一応通り抜けは出来るようだ。

ここで登場はトンネルコレクション管理人のまきき氏。
ヘルメットと作業着と公の調査をしているような雰囲気。
まあ、調査といえば調査にしに来てるとも言えなくも無い。
因みに自分はオフロードヘルメットとライダージャケットと言う場違いスタイルだった。

再び崩落上から反対側坑口を望む。
先行するまきき氏との高低差でどれだけの量が崩れているのか感じてほしい。

大崩落先も中小の崩落、崩壊が続く。
長らく放置された故とは思うが、これだけ脆い地質だと現役時もしばしば崩れていたとしか思えない。

隧道を出ると駐車場のような場所に抜ける。

まきき氏のいる辺りが北側坑口。
木々に覆われ全く隧道がある事など気付けない。
明治期の地図にも記載される歴史の古い隧道だが、内部探索は全くお勧めできない物件。
現在進行形で崩壊が続いている状態。
果たしてあと何年貫通状態を保つ事が出来る事やら。

最後に『まきき氏、驚異のメカニズム』
カメラ・ライト等の探索アイテムを一纏めにして、且つ手元のスイッチで操作出来るスグレモノ。
量産化すればオブローダーに売れる事間違いなし!!
あと初めて訪れたような感じで文章を書いているが、実は既に一度来ていた場所だったり。
http://www.azusa2gou800.com/iwatomizuidou.html